あなたの大切な土地と暮らしを守るため、境界標を設置しましょう・・といっても紛争がいざ起ってしまうと後の祭り。そのような土地の境界に関して新たな解決策となる新たな制度「筆界特定制度」が誕生しました。
筆界特定制度の特徴
土地の正しい筆界を特定する「筆界特定制度」。不動産登記法など各種法律の一部を改正する法律が成立したことにより、新しく筆界特定制度として導入されました。
筆界特定制度のメリット
- お隣同士で裁判をしなくてもよい。
- 当事者による資料収集の負担が軽減される。
- 地図整備事業の円滑な推進。
まずは土地のお悩みやご相談についてはお気軽にお問い合わせください。
境界標設置の重要性を知っていただくために
戦後日本は、平和と豊かさを求めて努力し、何度もの景気によって支えられて高度の経済成長をとげました。ただ、権利関係の高まりは高度の経済成長についてこず、戦前や戦後すぐのあいまいなまま境界がなっており、
今になってその紛争が出てくるケースも少なくありません。お互いの所有者が境界標を設置していなかったり、設置した境界標を管理していなかった事が原因です。
境界標の意義
しっかりした境界標が設置されているところはともかく、木や垣根などでおよその位置は わかっていても、
塀を作り直したり所有者が変わったりして、正確な境界がわからないために、 隣地トラブルが起きることがあります。
境界が不明ということは、その土地が現地おいて特定できないということです。
あなたの大切な財産を管理するためには、境界点に永久標識を設置して、維持管理することが大切なことです。
自分の土地は自分で管理
自分の土地は登記されているから大丈夫と考えている人が多いようです。
ところが、現地に境界標が設置されていないためにお隣との付き合いが不仲になったり、
紛争にまで発展することもあります。
永久標識は、物理的にも精神的にも大きな支えになります。
境界設置の5つの効用
- 1. 境界紛争がなくなります。
境界標が現地に設置され、図面や資料で客観的に認識できれば、境界紛争は起こらないはずです。 - 2. 土地の管理を所有者によってできます。
自分の財産は自分で管理。境界標を設置しておけば、家族で管理することが可能です。 - 3. 費用負担の軽減になります。
コンクリート杭や石杭は、木の杭より若干費用が高くなりますが、将来腐蝕して亡失した場合に
復元することを考えれば木杭に比べてはるかに低廉となります。 - 4. 取引や相続が迅速に行えます。
もし、譲渡や相続等が発生し土地を分割する場合に、境界標が設置され図面や資料が残っていれば、
低廉でかつ迅速に処理ができます。 - 5. 地図づくりの布石となります。
日本の地図づくりは、諸外国に比べて遅れています。将来国が体系的地図を作るときにも境界標は不可欠です。つまり、境界標を設置することは、あなたが地図づくりに参画することになります。